はり・きゅう治療
鍼灸Q&A

妊娠中のはり・きゅう治療
について

Q. はり・きゅうが逆子にいいと聞きましたが、本当ですか?

はい。はり・きゅうがとてもよく効きます。

妊婦さんの体調にもよりますが、治療は簡単で足の1~2ヶ所のツボにお灸をします。
冷えやストレスなど、母親の体調が逆子の原因だと言われています。

Q. 妊娠期のどんな症状に効きますか?

妊娠期の主な症状は以下のとおりです。

  • 逆子
  • つわり
  • お腹の張り
  • 安産灸
  • 妊娠中の情緒不安定
  • めまい
  • むくみ
  • 足がつる
  • 肩こり、腰痛、股関節の痛み
  • 出産の遅れ

Q. 妊婦にはり・きゅうをしても問題ありませんか?

もちろん大丈夫です。

妊婦さんは薬を飲んだり、マッサージなどの治療が制限されますが、はり・きゅう治療は東洋医学の考え方、経験に基づき、安全で良く効きます。

小児はりについて

Q. 子供にはりをしても大丈夫ですか?

大丈夫です。

皮膚に刺さない子供用のはりがあります(小児はり)。

Q. 子供にははりを刺さないのですか?

子供は敏感ですので、大人のようにはりを刺さなくても、体表に来ている神経を軽く刺激するだけで十分ききます。

はりを刺すとかえってきつ過ぎることがあります。

Q. 小児はりはどんな症状(病気)に効きますか?

いちばんよく来院されるのがカンムシです。

夜泣きやキーキー声を出す、かみつく、人を叩く、自分から頭をぶつける、よく泣く、食欲がない、便秘、下痢、ひきつけなどがカンムシの主な症状です。
その他の来院患児によく見られる症状としては、夜尿症(おねしょ)、小児ぜんそく、扁桃腺炎、気管支炎、アトピー性皮膚炎、成長痛、ねんざ、打撲、腹痛、頭痛、起立性調節障害などです。

産後のはりについて

Q. 「産後のはり」とはどんなものですか?

「産後のはり」とは、読んで字の如く出産の後にする鍼灸のことです。

例えば、産後に発熱、めまい、かすみ目、耳鳴り、難聴、腰痛、髪が抜けやすくなる、また尿の回数が多くなったり、漏らしたり、母乳が出ない(乳腺炎)、また量が少ない、などの症状が出たりします。
その予防と治療、つまり自分の身体でバランスを元に戻るように仕向けてやるのが、この「産後のはり」の特徴です。

「産後のはり」は全く痛みもなく、治療回数も産後一か月以内に4~5回するだけで良いです。
また、安産になるようにするはり・きゅうもありますのでご相談ください。

不妊治療について

Q. 不妊治療をしています。西洋医学との併用は可能ですか?

可能です。

なかなか妊娠できなくて悩んでいる方が多く来院されています。
なかでも体外受精を予定していて、ホルモンバランスを整え血流を改善することで着床率が上がるというデータもあります。

はり・きゅう治療全般について

Q. はり・きゅう治療がこわいです。

鍼のとんがったイメージや、お灸が燃えるイメージからこわいとおっしゃる方も沢山おられます。

当鍼灸院のはり・きゅう治療は症状が発生する根本原因に1~5ヶ所に治療をいたしますので、最小限の刺激で終わります。鍼を刺入するときも痛みはありません。

どうしてもこわい場合は、症状と各個人の体質に応じて刺さない鍼での治療も可能です。ぜひ一度、ご相談ください。

Q. 何回の通院で治りますか?

病気の程度、患者さんの体質などによって違いがありますので、診察をしてみないことにはなんともいえません。

症状が軽ければ1~2回で治ることもありますし、重ければ数か月を要することもあります。基本的に病気の経過が長ければ、その分治療期間も長くなる可能性があります。

ご相談だけでも承りますので、お気軽にお電話ください。

Q. はりが美容に良いって本当ですか?

当院では美容を目的とした鍼は行っておりませんが、治療により全身の気血のめぐりをよくすることによって、肌のきめが細かくなり、色つやがよくなる症例があります。

その結果として美容にもよいといえるでしょう。

また生活習慣をみなおすことでよりその効果を持続させることができます。

Q. はりに副作用はありますか?

鍼灸施術の後、身体がだるくなるなどの反応がみられることが時々あります。

これは「副反応」または「好転反応」といい、身体の状態が急激に変化したために起こる現象だと考えられます。
治療によって体がよい方向に動いたための反応なので、半日~1日程度で治まります。
それ以上長引く場合は心配はありませんがご相談ください。
続けて治療をすることでその反応は徐々にみられなくなります。

Q. どんな病気がはりに適していますか?(適応症)

肩こり、腰痛、五十肩、めまい、冷え性、神経痛、花粉症、アレルギー性疾患、身体がだるい、足がよくつる、眼精疲労(パソコンなど)、寝違い、関節の痛み(膝、手くび、足くびなど)、口内炎、不眠症、生理痛、肌荒れ、乾燥肌、喘息、かんむし、鼻炎、うつ症状、イライラしやすい、スポーツ障害(ねんざや骨折の後遺症、筋肉痛、シンスプリント、テニス肘など)。
つわり、逆子、産後の不調、不妊症、小児ぜんそく、夜泣き、おねしょ、便秘、アトピー性皮膚炎、起立性調節障害
その他にも適応疾患ありますので、一度ご相談ください。