はり・きゅう治療
妊婦さんの治療

薬の使えない妊娠期に
安全で安心な治療法

妊婦さんになると、これまで受けてきた治療を受けられなくなることが多くなります。
肩こりや腰痛、頭痛など持病をもっていても、薬は使えず悩んでいる方も。
そんなとき、はり・きゅう、ピラティスが大変有効です。

当院では、はり・きゅう・マッサージを用いて一人ひとりに合わせた施術を行い、さまざまな不調も自然に無理なく改善させ、自然治癒のちからを発揮させます。
特別な時期だからこそ、”こころ”と”からだ”を健康に保つためのケアが必要です。

妊娠初期のつわりの治療から妊娠後期の逆子の治療、安産になるようお灸の指導、産後のケアまで、トータルで妊娠期をサポートいたします。

妊娠期の適応症

  • 逆子
  • つわり・疲れやすい・イライラ
  • 食欲がない・吐き気
  • むくみ
  • 目の疲れ・頭痛・腰痛・足がつりやすい・手首が痛い
  • 寝つきが悪い・夜何度も目が覚める
  • 体型の変化 など

逆子治療に はり・きゅう

お腹の赤ちゃんは普通、頭を下にして羊水の中に浮かんでいます。
この状態を「頭位」といいます。

逆子とは、頭位とは反対に頭が上足が下を向いている姿勢の赤ちゃんのことで、この状態を「骨盤位」といいます。
逆子(骨盤位)にはお尻を下にしている「臀位」や、赤ちゃんが立った格好の「足位」、横に伏した「横位」などがあります。

いずれの場合も自然に頭位に戻ることがありますが、はり・きゅう治療によって妊娠後期にはいった妊婦さんの逆子を頭位(正常)に戻すことが出来ます。

はり・きゅう治療の逆子矯正率

あるデータによると、365症例の逆子治療(三陰交・至陰・その他)によって妊娠26週から30週+6日までの他の異常所見のない骨盤位176人中、166人は頭位に戻り、その矯正率は94.3%であるそうです。

もちろんこのデータ通りにはいかないのが現実ですが、私の経験から当院の逆子の患者さん(30週~36週)の約7割が正常位に戻っています。

当院では、その方の体質に合わせて治療を行い、逆子を戻すとともに元気な赤ちゃんが出産できるよう、妊婦さんが本来もつ「元気」をも引き出します。

安産灸の効果

妊婦さんの体調をととのえ、足のむくみやだるさを取り、出産時にはお産に有効な陣痛がつきやすくお産が軽くすみます。
子宮内の循環を良くすることで丈夫で元気な赤ちゃんが生まれます。

妊娠中に安産灸をすることで、安産だけではなく産後の肥立ち(体力回復)を良くする効果があります。
当院はお子様と一緒に治療を受けられますので、二人目の妊娠中でも安心です。

安産灸を続けていただいたお母さんで、一時の過度な冷えや疲労が加わり 逆子(骨盤位)になってしまった場合は、安産灸をしていなかったお母さんと比べ逆子の戻りがよくなるというデータもあります。

産後の治療

産後は精神的にも、肉体的にも身体のバランスが崩れやすい時です。
産後の不調にも はり・お灸 で症状を和らげることができます。

はりとお灸で子宮の回復とホルモンバランスを整え、ピラティスで身体を引き締め体重を落とし、正しく骨盤が戻るよう指導していきます。

産後の適応症

  • 骨盤を引き締め体重を落としやすい状態に
  • 出産による腰痛
  • 産後の疲れ、育児疲れや不安、イライラ
  • 尿漏れや頻尿
  • 胸の張り
  • めまい、耳鳴り
  • 髪が抜けやすくなる
  • 母乳が出にくいまたは量が少ない、母乳が詰まりやすい(乳腺炎)

おきゅうとはりで自然治癒力を高め、ホルモンバランスを整えることで産後の回復を早めます。
やさしい治療で自然に元気を取り戻せます。